◆スタッフ◆

製作………オフイス・バロウズ

提供…………Xces Film

脚本……………五代暁子、岡輝男  1996『喪服妻 責めなぶり』より

監督……………池島ゆたか

撮影……………千葉幸男

照明……………隅田浩行

録音……………シネ・キャビン

編集……………酒井正次

助監督……………高田宝重

スチール……………本田あきら

現   像……………東映ラボテック


◆キャスト◆

佐伯菊乃…………水野さやか

奥田滋子…………田口あゆみ

大岡美和…………林田ちなみ

瀬戸洋輔…………杉本まこと

横川真顕…………荒木太郎

武  田…………神戸顕一

奥田俊二…………池島ゆたか


◆解説◆ ひとりの男を共有していた女がふたりいた。本妻と愛人。どちらが男を愛していたのか男が死んだ今となっては比べるすべもない。熟しきった本妻とはち切れそうな青い肉体を持った愛人。ふたりの女を代わる代わる愛した男はきっと極楽に行けただろう。男の体の下で何度も「死ぬ この女たちというのがタダものではない。本妻は男を手玉に取らせたら天下一品のおミズ出身。愛人は現役バリバリの風俗ギャル。そんなふたりの股を渡り歩いたのだから男の体力が持つはずない。

 男を失った女たちは、趣味と特技のSEX好きをいかして喪服妻を売りにしたホテトル業を始めた。さすが女は強い!

 主演は、水野さやか。TVでもお馴染みの可愛い子ちやん。そんな『さやか』がバリバリの風俗ギャルを演じる。超エッチな『さやか』は男優を次々にイカせまくった。もう演技じゃありません。『さやか』も男優も本気印で頑張っています。熟女・田口あゆみも林田ちなみももうタジタジのド迫力!

 可愛い女ほどSEXが上手ということをみごとに証明してくれました。

 監督はSEXの達人という異名を持つ池島ゆたか。新しい喪服妻の性を達人の下半身で確かめ、この経験を元にさらにエッチに、過激になったニュー喪服妻を仕上げました。

 今までの喪服妻ファンはもちろん、初めて見た人も絶対ご満足のいく作品です。


◆ストーリー◆  俊二が死んだ。エルヴィスとうどんが好きだった俊二が、死んでしまった。

 私は、彼の好きだったうどんを作って、エルヴィスのバラードをかける。これが私なりの供養だ。彼との愛の日々が想い出される。風俗で、クスリと酒でボロボロになっていた私を助けてくれた俊二を、私は決して忘れない。

 そんな私が喪に服していたある日、俊二の奥さんである滋子さんがウチへ乗り込んで来た。俊二の死んだ後で私の存在を知った奥さんのヒステリーは、それはスゴイものがあった。私のせいで夫が死んだとか、散々言いたいことだけ言うと、あんたには何もやらないから!と、彼が私のたったひとつ残していったエルヴィスのレコードを持って行ってしまった。            彼の初七日、私は風俗時代からの友人である美和と再び彼の供養をした。優しく慰めてくれる美和に、思わず我慢していた涙を見せてしまう私。そんな私を見て美和は一緒に風俗の店を始めようと提案してきた。

 店は、出張専門のクラブだ。しかも喪服妻を売りにしたもの。マンションを借りて、新聞の三行広告に広告を出す。同時に女の子も募集しなければ。広告屋の洋輔さんと打ち合わせ。いろいろ相談に乗ってもらえて、たいへん勉強になる。

 早速かかってくる客の対応に大わらわ。世間には、結構喪服フェチがいるのね。

 喪服フェチの坊さんを相手に奮闘するわたし。未亡人に妄想を抱く男たちを相手に、持ち前の淫乱ぶりを発揮する美和。

 そんなある日、新聞広告を見て、なんと滋子さんが面接にやって来たのだ。滋子さん、意地は張ってるんだけど、なんだか生活に因っていそうだったから。それに、オミズあがりの滋子さんをみすみす手放す手はないでしょ。

 こうして女たちの小さなクラブは、それなりに商売の軌道に乗り始めた。滋子さんは、相変わらず意地を張って、私とはあまり口を利いてくれないけれど。でも、それなりに楽しい生活だ。

 そんな私に男が出来た。それは、広告屋の洋輔さんだ。商売のいろんな相談をしているうちに愛が芽生えた。

 そんな折、洋輔さんの広告会社が倒産してしまう。私は、うちで電話番すればいいじゃない、というのだけれど、彼としてはそれじゃ納得いかないんだろう。友人から会社を興さないかという相談を受けていた彼は、その為の資金を借りたいと、私に頭を下げてきたのである。勿論、私はお金を彼に貸した。

 ところが、洋輔はとんでもない結婚詐欺師だったのである。私が仕事に出ている間に、美和と彼の情事を偶然発見した滋子さんのお陰で、彼らの計画が発覚。私は難を逃れることになるのだった。

 計画がバレてしまったことで、彼らはどこかへ逃走してしまうが、私はその事件がきっかけで滋子さんとすっかり意気投合。すっからかんになってしまった私に、滋子さんはあまり美味しくないうどんを作って励ましてくれた。そして滋子さんは私にエルヴィスのレコードを返してくれた。今回の事件で女の友情を手に入れた私は、滋子さんと仲良くなり、商売を続けていくのでありました。

 それから数日後、洋輔と逃亡した美和が帰って来た。彼女もまた、あの男に騙されていたのである。来るものは拒まず。私たちは、また商売続行中!