奴隷弁護士 乱れたエロスジ

2012年公開

◆スタッフ◆

製作……………フィルムハウス

提供…………XcesFilm

脚本……………有馬千世

1997年『女弁護士凌辱(こます)』より

監督……………坂本太

撮影……………紀野正人

照明……………藤塚雅信

編集……………金子尚樹

録音………………シネキャビン

助監督……………羽生研司

スチール……………本田あきら

現像……………東映ラボテック

◆キャスト◆

青山貴子…………飛鳥ひとみ

浜田智里…………葉月螢

米田織絵…………林由美香

米田勲…………山本清彦

清水…………久須美欽一

三上信一…………杉本まこと

◆解説◆

エクセスでは、かなり多くの女職業シリーズを取り扱ってきた。今回、並大抵の努力では絶対なることができない「女弁護士」ということで物語を作ってみた。弁護士の中にはSM愛好者が多いと聞く。もしかしたら、そのけがある人はせっかくもう一つ隠された才能があるのだから、今からでも遅くはない。鞭を振り回すだけではなく、弁護士を目指してペンを握りしめるのも悪くはないと思う。

弁護士と聞いてまず一番最初にイメージすることは、やはり最高級にお堅い仕事だ!と言う事だろう。いやいや、決してそんなことは無いのだ。最近の弁護士と言えば『あの人は今』なんてワイドショーにでも絶対出てきそうなあの人。かと思えば最近の街行く若者にも引けを取らない茶髪のちょんまげで、片耳には金のピアスまでしている人もいる。こんな人達がいるのだから当然数少ない女弁護士の中に、淫乱な先生がいても不思議ではない。

カタカナ職業が流行っている昨今、誰がどう言おうと弁護士という職業は、サイコーに格好いい!かっこいいだけでなくそう簡単になれるものではない。だから価値観があって、凄く高価な物なのだ。これまた簡単になれるものなら、エクセスでは作品として成立しないだろう。確かに世間で『女弁護士』など余り聞いたことがない。ましてやその先生が美人ときたら…いざ裁判のとき判決がどうであれそんなことはお構いなし?

お堅い職業になればなるほど男の股間も堅くしてくれる!もっと多く、女弁護士が増えればそれに越したことはないが、希少価値が下がるので考え物だ。

今回は、高嶺の花女弁護士を充分にこます有様を監督に坂本太。主演にウルトラ級の巨乳の持ち主飛鳥ひとみ。がお届けします。こんな先生がいたらどうしたいですか?

◆ストーリー◆

夜の闇の中に一台の車が止まっている。車の中の男が、双眼鏡を取り出してマンションの一室を見ている、ほの暗い窓明りに映る男女の影、男の濃厚な愛撫に悶える豊満な肉体の女、気鋭の弁護士青山貴子『25』と、その婚約者の信一『28』である。いろいろやって果てる二人。そこへ、枕元の電話が鳴る。ハッとして受話器を取る貴子。「お楽しみも、今のうちだ。必ずお前を地獄に落としてやる」またいつものように嫌がらせの電話だった。

郵便物を手にした貴子が入ってきて、デスクに座り仕分けすると、その中に差出名のない不審な手紙があった。封を切る貴子、中からワープロ書きの大きな文字で『お前は弁護士失格だ。人殺し!』と書かれてある。その手紙を丸めて愕然としていると、ノックと共にドアが開き、若い男、米田勲『21』が顔を出す。勲の依頼は、フィアンセの浜田智里『22』の強姦事件であった。「強姦!」一瞬二年前の事件が脳裏をかすめ、貴子は専門外と一度は断るが、自殺した米田織絵の弟だと言われ、行きがかり上、仕方なく智里の強姦事件を引き受けることになった。

しかしこれが罠であった。実は勲は貴子に恨みを抱いていたのである。恨みの原因は、勲の姉、織絵の自殺にあった。数年前、弁護士に成り立ての貴子は、実績を上げようと焦っていた。そんな時、織絵が強姦されたと、貴子に相談を持ち掛けてきたのである。功を急いだ貴子は、逆に織絵を精神的に追いつめてしまった。その結果自殺してしまったのである。

当時高校生だった勲は、姉の復讐を誓った。それは、貴子を最大限に辱めて死にいたらしめることだった。そして勲は虎視眈々とその機会を狙っていたのである。怪文書。間違い電話。何年間も続く嫌がらせに、貴子のストレスも最高潮に達していた。貴子もまた織絵の自殺に自責の念を感じ、深く傷ついているのである。そんな貴子を温かく見守る目があった。恋人の信一である。しかし最近の貴子には、信一の優しい気遣いすらも、心を癒すものではなくなっていた。

一方勲は、強姦魔清水と密会していた。嫌がらせの数々を金で清水に頼んでいたのだ。そして貴子を襲うようにと、しかし逆に、金額が少ない分不足分の埋め合わせと言う事で、恋人である智里をやらせろと脅迫されてしまう。姉の復讐の為に智里を売ることを決意した。何も知らない智里はホテルの一室で勲に抱かれている。「飯でも食おう」と勲の言葉に、智里はシャワーを浴びにいく。そのすきに清水にダイヤルする勲、ノックの音にドアを開けると清水を招き入れて出ていく。智里は清水に強姦され、姉の復讐のための勲のさしがねということを聞かされる。

また一方、清水は、信一を弁護士会のものと騙して、マンションに招き入れようと、先を行く信一の頭を殴り付けた。そして貴子が帰宅してくると、手足を縛られ口をガムテープで塞がれた信一が転がっているのを見て驚く。とその時、貴子の首元にナイフが押し付けられる。清水は信一が見ている前で、貴子を殴り飛ばして襲いかかる。必死に抵抗するが刃物には勝てない。清水は狂ったように乱暴に貴子を犯し出す。恋人の前で散々弄ばれ、清水の濃厚な愛撫に不覚ながらも感じてしまう貴子。清水はカメラを取り出すと放心した淫らな貴子の姿を取り、「お偉い先生もただの女だ。あの事務員と同じだ。あんたもあの事務員のように自殺でもしますかい?」と言い、笑いながら去っていく。泣いていた貴子は、気を取り直すと信一の縄を解き「…許して…。お願い」と懇願するが、冷たく見据えられる。「君は喜んでいた。それも激しく。そんな君は嫌いだ。」と、そそくさと去って行った。貴子は何も返す言葉がなくただ絶望的に泣くだけだった。その時ふと脳裏に蘇る清水の顔。「あの事務員と同じだ。あんたもあの事務員のように自殺でもしますかい?」貴子はハッとした。

数日後、貴子の事務所では勲が封筒を出して、これを買って貰いたいと貴子を脅迫している。やっとの思いで復讐に至った勲だが、お姉さんを強姦したのは清水だと聞かされ、騙されていた自分に気が付く。二人は清水に対する怒り心頭で、ある計画を思い付く。

ネグリジェ姿のなまめかしい貴子がブランデーをグラスに注ぐと、そのボトルに痒れ薬を入れる。酒を飲みながら清水を待ち、写真を買う替わりに抱かれたいと…奥の部屋で勲が隠れているとも知らずに、貴子の質問に次々と答えていく清水、痺れ薬が効いて悲鳴を上げ倒れ込みもがき出す。部屋から出てきた勲の目は、憎悪に燃え、手にはナイフが握られている。驚く清水だが痒れて声もでず、動けない。ナイフを振り上げる勲だが貴子にとめられる。「どの道、この男は私を犯そうとして、止めに入ったあなたに刺されて死ぬの。正当防衛よ。証人はこの私。だからその前に冥土の土産に見せてやりましょうよ、たっぷりと…」痺れて動けない清水の前で、勲に抱かれる貴子。

その濃艶な情事。清水は口から泡を吐き、恐怖に苛まれながら二人の濃厚な情事を見つめて悶える。やがて二人は果て、清水への復讐が終わる。